読書習慣&ライフスタイル

『SNSマーケティング7つの鉄則』感想|育児パパが学んだ情報発信の本質

出版社日経BP日本経済新聞出版
著者飯高悠太

「SNSって難しそう…と思う育児パパが実際に読んで気づいたことを紹介。口コミやUGCの大切さ、仕事や家庭にどう活かせるかをまとめました。」

導入(なぜこの本を手に取ったのか:育児×仕事の中でSNSに関心を持った背景)

「マーケティングって一体なんだろう?」
育児と仕事を両立する中で、ふとそんな疑問を持ちました。ビジネスをするうえで大切だと言われるマーケティング。でも、“何が売れるのか”“売れる条件は何なのか”をしっかり理解できていない自分に気づいたんです。

特に気になったのが SNSでのマーケティング。今や誰もが情報発信者になれる時代において、フォロワーに届くもの・届かないものは何が違うのか? その答えを探したくて、今回『SNSマーケティング 7つの鉄則』を手に取りました。

本の概要(あらすじ・キーワード)

第1章 「中の人」の限界(SNS・デジタルプラットフォーム先進国「中国」のリアル/日本に根付く「中の人神話」/ブランドについて発信しているのは、企業だけではない)/

第2章 メディアの本質(SNS・デジタルプラットフォームというメディアの正体/ソーシャルメディアの本質/主要SNS・デジタルプラットフォームの「今」を知る)/

第3章 SNS時代の購買プロセスはULSSASへ(マーケターが直面する環境変化/なぜアテンションが取りづらいのか「SNS7つのファクト」/ULSSASがもたらすインパクト/ULSSASの構築方法/UGC生成で売上増につながった事例)/

第4章 成果につながるSNSマーケティング7つの鉄則(SNSはマーケティング全体最適の視座で取り組む/鉄則1:トリプルメディアで分解するとSNSの打ち手が見える ほか)

パパ視点での学び(3〜5つのポイントを箇条書きで)

テレビ時代とSNS時代の違い
昔はテレビやラジオといった“みんなが同じ情報を見る時代”だったけれど、今はスマホを通して一人ひとりに違う情報が届く。
パパとしては「子どもと同じ情報を共有できない」難しさを感じる。家族で同じ番組を見ていた頃とは違い、それぞれの興味が分断されてしまう。

アルゴリズムの影響
情報は個人の好みや行動に合わせて表示されるため、「共通の話題」が昔より生まれにくい。
家族との会話でも「自分のSNSで見たこと」を話題にすることが増え、世代間・親子間で“情報ギャップ”が生じやすい。

UGC(ユーザー生成コンテンツ)の重要性
本では「広告よりも口コミが力を持つ」と書かれていた。友人や家族との会話、SNSでのつぶやきなどが購買や意思決定に直結する。
パパとしても「友達や家族のおすすめ」から影響を受けることは多い。子どものおもちゃや家電選びなども、口コミやレビューを参考にしている。

SNS担当者のリソース問題
企業がすべてのSNSを運用するのは非現実的。効率より「どこでどう見せるか」が重要。
育児も同じで、“全部完璧にやろうとすると破綻する”。仕事も家庭も、優先順位を決めて取り組むことが大事だと感じた。

実生活での活用(仕事・家庭・育児への応用)

育児において
子どもが大きくなるにつれて、それぞれがスマホやSNSから異なる情報を得るようになるはず。共通の話題が減るからこそ、日常的な会話やコミュニケーションの大切さを実感した。
「家族の口コミ=UGC」が、子どもの価値観にも大きな影響を与えると感じた。

家事・家庭生活において
今は「テレビを家族で一緒に見る」よりも、それぞれが好きな情報に触れる時代。だからこそ、家庭内での情報共有や「これ面白かったよ」というちょっとしたシェアが、家族をつなぐ大事なきっかけになると思った。

仕事において
企業がすべてのSNSを運用するのは難しいように、仕事も家庭も「全部を完璧にやる」のは不可能。優先順位を決め、リソースを集中することが大事。これは育児パパとしての時間の使い方にも通じる学びだった。

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