読書習慣&ライフスタイル

チーズの世界史 各国の歴史風土を凝縮した発酵食 木榑博  小KWADW夢新書

木榑博  小KWADW夢新書

簡単な世界史年表のまとめ

🌍 世界史的な流れ 年表(チーズ文化に関連する背景付き)

年代(おおよそ)出来事
紀元前5000年頃メソポタミア、エジプト、インダス周辺で農耕・牧畜の開始。初期文明の形成へ。
紀元前3000年頃シュメール人がメソポタミアに都市国家を築く(ウルクなど)。灌漑農業と家畜化が進む。
紀元前2000年頃インダス文明衰退、アーリア人が中央アジアからインドへ移動し始める。
紀元前1300年頃モーセがユダヤ人を率いてエジプトを脱出(出エジプト記)。カナンの地へ向かう。
紀元前800年頃ホメロスが『イリアス』『オデュッセイア』を編纂(古代ギリシャ文化の基礎)。
紀元前264年〜146年ポエニ戦争(ローマ vs カルタゴ)。最終的にローマが勝利し地中海の覇権を握る。
紀元前1世紀ガリア(現在のフランス)などがローマ帝国に併合される。
1〜2世紀ローマ帝国の最盛期(トラヤヌス帝〜五賢帝時代)。インフラ整備・商業発展。
4世紀後半〜5世紀ゲルマン人の大移動が始まり、西ローマ帝国が混乱。
476年西ローマ帝国がゲルマン人により滅亡。ヨーロッパの中世へ。
7世紀頃ゾロアスター教がペルシャで広がる(起源は紀元前とも)。イスラム教が誕生。
732年トゥール・ポワティエ間の戦い(フランク王国がイスラム勢力を撃退)。
768年カール大帝(シャルルマーニュ)がフランク王国の王に即位。後に神聖ローマ皇帝へ。
910年クリュニー修道院が設立。西ヨーロッパの修道院改革運動が活性化。
1098年シトー派修道会が設立。修道院による農業・経済活動が広がる。
12世紀イングランドで羊毛・チーズの輸出が盛んになる。
1339年〜1453年百年戦争(フランス vs イングランド)。最終的にフランスが勝利。
1420年トロワ条約。シャルル6世がヘンリー5世の王位継承を認めるが、その後フランスが逆転。

文明の発達、国家間の戦争、宗教による影響、輸出入による影響が関係している

チーズのたどってきた歴史を世界史を通し、伝説や逸話を通し、語られている一冊。チーズの種類によって地域による発展をまとめてあるなかなかニッチな内容だ。

日本史も世界史も知識がない人でも読める詳しい内容で、世界の歴史の流れとともにチーズの価値の移り変わり、チーズそのものの進化?こだわりぬかれたが故の衰退?経済の影響もあるようだ。

これを読んだ後のチーズの食べ比べは一味違うのかな?

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA